羽田ブルワリー [東京]

大田区にちなんだビール造りが人気!


町工場の跡地を利用し、2014年12月に誕生した羽田ブルワリーは、大田区で唯一の醸造所。ブルワーの鈴木祐一郎さんは、実は著名なビールの立ち上げに携わってきた人物だ。念願をかなえて開いた自身のブルワリーでは、地元愛に満ちた“羽田ビール”が造られている。


[向かって左]羽田ペールエール
ブルワリーの創業と同時に誕生した定番銘柄。クラフトビールを初めて飲む人にも楽しんでほしいという思いを込めて、飲みやすい味わいに仕上げられているペールエールだ。柑橘系のカスケードホップの香りがほどよく生きて、苦さは控えめ。石窯ピザやアヒージョなどの料理に合う。430㎖ 680円

 

[向かって右]黒湯ビール
今年の夏に登場した黒ビール。湯上がりにさっと飲める喉越しのよさと、ローストモルトの深みのある香り、ほのかなハチミツの甘みが楽しめる。大田区は“黒湯”と呼ばれる源泉があちこちから湧き、黒湯を利用した銭湯が多いエリア。区内には黒湯ビールを飲める銭湯が点在している。430㎖ 680円

 羽田ブルワリーは2014年末に誕生した新進ブルワリー。工場は蒲田にあるが、あえて“羽田”と名付けたのは、空港に近い立地を生かして外国人客にもアピールするためだという。羽田空港をイメージしたラベルの“羽田ペールエール”、“IPA”、“ヴァイツェン”が定番で、お土産として愛されることも目指しているため、いずれも万人に飲みやすく仕上げているのが特徴。ほどよく華やかな香りと控えめな苦味を持つ“ペールエール”は、大田区を代表するお土産として“大田のお土産100選”にも選ばれている。

ブルワーの鈴木祐一郎さんが醸造するビールは、約20種類。工場から徒歩数分の距離にある直営店“羽田バル”では、そのうち8種類を日替わりで提供する。近頃人気が上昇中なのは、大田区名物の黒湯温泉にちなんだ“黒湯ビール”で、今年度の“大田のお土産100選”では奨励賞も受賞。秋には地元産の杏や山椒で香り付けした新作が登場する予定だ。

ラベルのデザインや印刷は、すべて大田区の人々によって手掛けられている。たとえば左の黒湯ビールのラベルは、大田区に点在する温泉“黒湯”を煮詰めて作った水彩絵具で描いたもの

今後の目標は、地元産の材料を積極的に取り入れていくことだという。そのために区内のさまざまな事業者と連携を始めたところで、たとえば麦芽は、大田区の伝統工芸を作る“大森麦わら細工”から細工に使われない麦芽を調達。ホップの栽培、酵母の開発も進行中だ。レシピの配合は、材料に応じて随時進化していく予定だそう。

20年には区内産の材料を使ったビールの安定供給を実現させたいそうで、その取り組みから目が離せない。



写真/川上 守 文/小松めぐみ Fine[ファイン]11月号P145掲載

店 舗 名羽田バル
所 在 地東京都大田区西蒲田7-41-8エクセルピア西蒲田2F
電話番号03-6424-7716
営業時間11:30~14:30、17:30~23:00
休 業 日不定休






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