ライズアンドウィン ブルーイングカンパニー [徳島]

サステイナブルな個性派ブルワリー。


ごみをゼロにする“ゼロ・ウェイスト”宣言で話題になった徳島県上勝町。その地で“リデュース”“リユース”“リサイクル”の3R を推進するのが、ライズアンドウィン ブルーイングカンパニーだ。ビール造りでサステイナビリティに対する意識を刺激する、里山の醸造所である。


[向かって左]カミカツ ルーヴェンホワイト
ベルギーのホワイトビールのレシピをベースにした無濾過ビール。上勝特産の柑橘“柚香”を使った、ほんのりとフルーティな味わい。柚香の多くはポン酢の原料として用いられ、皮は利用されずに捨てられていたが、その皮をフレーバーに取り入れた。酵母が生きているため濁りがある。570ml 1200円

 

[向かって右]カミカツ ポータースタウト
ローストした鳴門金時による、焼き芋のような甘みと香ばしさが特徴。鳴門金時の使用量は初期の70倍に増やしているため、コクが深まり、甘みも増した。隠し味にはコーヒー豆が使用されており、コーヒーやチョコレートのような香りも持ち合わせている。鳴門金時フライと相性も抜群。570ml 1200円

徳島県の上勝町は、ごみをゼロにすることを決意し"ゼロ・ウェイスト宣言"を日本で初めて行った町。その環境保全の方針に共感をした県内の衛生会社が、2015年に創業したのがライズアンドウィン ブルーイングカンパニーだ。その名は、町名の漢字を英語にした"上がる=ライズ"と"勝つ=ウィン"に由来する。

深山幽谷に囲まれた醸造所の最大の特徴は、すべての活動においてサステイナビリティ精神が貫かれていること。たとえば店内には、ごみ集積所にあった家具を再利用。上勝町の水で醸されるビール各種は、繰り返し利用できるリターナブルボトルで量り売りも行っている。

アメリカ人ブルワーの指導のもとに誕生したビールはさまざまで、ベルジャンスタイルもあれば、アメリカンIPAもある。ルーヴェンホワイトは、これまで廃棄されていた上勝特産の柚香(ゆこう)の皮を香り付けに使用していて、フルーティかつ爽やかな飲み口が魅力的だ。徳島県産の規格外の鳴門金時を生かしたポータースタウトは、焼き芋のような甘みと香り、そしてコクを併せ持ち、キレもあるため、夏場も心地よく味わえる。

2年前に県外初の直営店として誕生したカミカツタップルームでは、定番4種を常時タップから楽しめるほか、量り売りやテイクアウトも可能。上勝産の大きな切り株を使ったカウンターには、醸造所に息づくエコな世界観が広がっている。



写真/川上 守 文/小松めぐみ Fine[ファイン]9月号P147掲載

店 舗 名ライズアンドウィン ブルーイングカンパニー カミカツタップルーム
所 在 地東京都港区東麻布1-4-2ザ・ワーカーズアンドコー1F
電話番号03-6441-3800
営業時間12:00~15:00、18:00~23:00(土・日・祝12:00~20:00)
休 業 日不定休






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