リバースプロジェクトが新体制で始動!原点に戻って考える会社とメンバーの存在(後編)

2018-02-09


  • 伊勢谷友介 Fine ファイン
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  • Fineで連載した約3年間を振り返って


    ファインは僕とだいたい同い年ぐらいなんですよね? そう考えると感慨深いですね(笑)。約3年に渡るリバースプロジェクト連載も最終回ということで、本当にひとつずつ地道に実行していくことが大切なんだな、と感じました。というのも、ひとつのプロジェクトでどのくらいのインパクトを社会に与えられるかは未知数だからです。

    そういった意味では、会社を起こしたときとは違う気持ちで動いていく必要があると思います。やはり、起業時の“勢い”というリズムに乗っていくのは10期を迎えた今は難しい。これは諦めのように聞こえるかもしれませんが、そうではなく、自分の身をわきまえて、社会が反応できる割合を俯瞰して捉え、把握し、目の前の仕事をしっかりやるということなんです。


    エシカルなビジネスの仕組みを積極的に作る


    こうやってファインに連載でリバースプロジェクトのさまざまなプロジェクトを紹介してもらえたのも、もしかしたら僕が俳優をやっていたからかもしれないですが、エシカルなことにメディアが注目するようになったと考えると、僕はもっと経済の流れとかを勉強すべきだなと感じますね(苦笑)。けれども、世の中がエシカルの雰囲気になっているのかというと、そうでもないかもしれない。

    例えば、現在ではインターネットを通じて個人同士の物品売買が行われてますが、エシカルな観点での“もったいないからやっている”というだけではなく、“インターネットの利便性や節約術”みたいな要素の方が強いのかもしれない。だからこそ、このようなビジネスを作る人間が物を大事にする、流通させる、活性化させるという仕組みを作ること自体がこれからは重要になってくると思います。

    ですので、例えば、スーパーで20円でも安いゴミ袋を買うという意識から、20円高くてもなるべく環境に良いゴミ袋を買いたくなるようなビジネスの仕組みを、これからはもっと積極的に作っていきたいなと考えています。

    何が引っかかる時代なのかを見極めながらも、その時代なりに響く価値のものを作っていけたらいいので、堅苦しくならずに「自分が今、◯◯に興味があって、なんとなく自分に響いているから作ってみよう」ぐらいの気楽な感じで取り組めたらいいなと。本来、こうゆうものは気楽に作ることができないと広まっていかないと思いますので。


    “個”の持つ力が大切な時代へ


    そのようなことを考えると、僕は、時代の移り変わりが常識の移り変わりであり、そしてルールの移り変わりになると感じています。昔と今では大きな変化があると考えると、今後、さらなる成長があるはずです。「次の成長はなんだろう?」と各分野が考え、次の未来を創っていくためのプロジェクトを生み出していける世の中になるといいなと思います。

    その中でも現在は、さまざまな技術革新のおかげで“個の力”が強くなってきており、個人の能力アップというのも必須だと思います。そこで一人一人が未来のために動いていくことができれば、その力は過去の比ではないのではないでしょうか。各分野において、力をつけた皆さんがしっかりと主張することができるようになれば、未来のための成長ができるのだと考えます。とはいえ、ファッションシーンなどは、「おもしろくなければダメ。顔をしかめてやっていてもダメ」という部分が大いにありますが、それでも、未来に対して「ダメなものはダメ、良いものは良い」と言える環境であってほしいと思います。

    けれども、昔と比べると、すでに今の時点で未来のために頑張りたいと活動している人の多さたるや、すごい! そのような人たちが大手を振って意見を言える雰囲気に時代がなっているとも思います。そう考えると、僕らもイイ意味で奮起させられていますので、今後の活動にも注目していただければ嬉しいです。

    取材&文/Nana Takeda


    伊勢谷友介

    伊勢谷友介
    いせやゆうすけ。1976年生まれ。俳優、映画監督、株式会社リバースプロジェクト代表。東京芸術大学在学中、映画『ワンダフルライフ』でデビュー。映画『あしたのジョー』などで活躍。映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』に出演。人生100年時代を見据え、自身の残り60年を“挫折禁止”の座右の銘のもと、同社代表としてこれまでの経験をふまえ、各々の問題を解決するために行動している。


    - Company Profile -

    社会課題に斬新なアイデアとクリエイティビティで、解決策を提示するリバースプロジェクト。プロダクト開発からまちおこしまで、さまざまな領域でサステイナブルな未来への選択肢を広げてみせようとする、実験的な取り組みを展開中。 同社の強みをさらに活かすため、個々の力に頼っていた部分の役割をより明確化する仕組み作りや、スタッフの採用にも力を注ぐ。現在、新戦力となる人材を募集中。











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