2018-04-09
今では海外からも注目を集める日本のクラフトビールだが、ここまでには長い道のりがあった。地ビールブームを経て、多くのブルワリーが淘汰されていくなかで、試行錯誤を繰り返しながら真摯にビール造りを追求してきた常陸野ネストビール。ワールドビアカップをはじめ数多の世界大会で賞を獲得するなど、海外のビール好きからも支持を集めるその秘密を探ってみた。
日本のクラフトビール人気が再燃したのは、世界各地で行われるビアコンテストでその品質の高さが評価されたことが大きいと言われている。日本人ならではの職人技ときめ細かなこだわりによって造られるビールの中でも、人気が高いのは、日本の豊かな気候風土を感じさせる“ニッポンメイド”のビールだという。
現在、世界35カ国以上に出荷し、生産量の50%を海外輸出が占める常陸野ネストビールは、その中でもスター的な存在。ビールの誕生は1996年だが、その歴史は1823年から200年近く続く日本酒造りがもとになっている。茨城県産のビール麦や柚子、酒米を使うなど、伝統やローカル性をテーマとしたビールは、今なお飛躍的な発展を遂げている。
外国人観光客で賑わう秋葉原からも近い常陸野ブルーイング・ラボは、そうしたビール造りを身近に感じることができる体験型のビアパブだ。カウンターにはホップが入った瓶やビールの苦みを数値で表したIBUの測定サンプルなどが展示されており、スタッフに伝えれば、じかに触れてホップの香りを嗅ぐこともできる。さらには店内で麦汁造り体験ができるとあり、常陸野ネストビールファンならずとも楽しめる仕掛けが満載だ。代表作のホワイトエールをはじめ、8種の樽生以外にボトルを数種揃えており、飲み比べできるお試しセットも。日本が誇るクラフトビールをじっくりと味わいたい。
店 舗 名 | 常陸野ブルーイング・ラボ 神田万世橋店 |
所 在 地 | 東京都千代田区神田須田町1-25-4 マーチエキュート神田万世橋N1区画 |
電話番号 | 03-3254-3434 |
営業時間 | 11:00~23:00(日曜・祝日〜21:00) |
休 業 日 | 不定休 |