2018-05-10
ユネスコの無形文化遺産にも登録され、根強いファンを持つベルギービール。その魅力は、なんといっても種類の多様性だ。日本の九州より小さい面積の中に200近いブルワリーがあり、1500以上もの銘柄が存在するという。そんなベルギービールに魅せられ、ベルギービール名誉騎士の称号も持つ菅原亮平さんが手掛けるのが、現地で呼ばれていた愛称を冠したリオ・ブルーイング・コーだ。
アメリカ、イギリス、ドイツなど、世界にはビール文化が盛んな国が数あるが、ベルギーはその中でも特別な存在だ。
修道院で造られるトラピストビールや野生酵母を用いて自然発酵させるランビックビールなど、気候的にワインの生産に向いていないベルギーでは中世のころからビールが親しまれ、現在もその種類は豊富で、銘柄数はなんと1500以上。「ビールが好きでなくとも必ず好みの味が見つかる」と言われるほどの多様性があり、2016年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されて話題を集めた。
日本人にもベルギービール好きが多いが、好きが高じてオリジナルを造るに至ったのがリオ・ブルーイング・コーのオーナーで、ベルギービール名誉騎士にも認定された菅原亮平さん。ピンクの象で一躍有名になったデリリウムカフェなど、ベルギービールを主軸にした店を運営する一方で、オリジナルビールの醸造もスタート。特定の醸造所を持たず、ベルギーで親交のあるブルワリーと共同で造るビールがたちまち評判を呼び、今では世界10カ国に輸出されている。
代表作の"初陣"は小麦麦芽を使って、2度ドライホッピングを行うことで日本人好みのフレッシュな味わいに。スパイスを使用せず、食事に合わせやすいすっきりとしたビールに仕上げている。華やかな香りと飲み口のよさを兼ね備えたビールは、まさしく"日白友好"の証しだ。
店 舗 名 | リオ・ブルーイング・コー ビストロ・アンド・ガーデン |
所 在 地 | 東京都港区赤坂9-7-2 東京ミッドタウン プラザ1F |
電話番号 | 03-3403-0808 |
営業時間 | 11:00~24:00 |
休 業 日 | 施設に準ずる |