2018-06-08
日本でクラフトビール熱が高まる以前から、全国各地で営まれている英国風パブだが、オリジナルビールを提供する店はいまだ少ない。そんななか、クラシックなパブの雰囲気を醸し、浅草の人々に愛されながら自家製ビールを造り続けているのが、カンピオンエールだ。
ドイツやベルギーと並ぶビール大国であるイギリスには、パブでビールを飲む習慣が根付いている。パブとは“パブリックハウス”の略で、特に郊外では市民の憩いの場としてなじみ深い。そんな本場の雰囲気を再現したマイクロブルワリーが、浅草の路地にひっそりとたたずむ。
イギリス人オーナーのジェームス・ウィリアムスさんが育ったのは、ロンドンの南西に位置し、歴史あるパブが立ち並ぶサリー州。そうした背景もあって、クラシックなイギリスの空気と近しい、情緒あふれる浅草の地に店を構えたそうだ。英国流スタイルにこだわり、麦芽とホップはイギリス製を使用。全体的にアルコ ール度数を低めに抑え、炭酸も弱めに仕上げている。フードも英国パブでポピュラーなメニューが中心だ。醸造所とスタンディング中心のバーを併設した1階と、 ダイニングエリアの2階に分かれ、テーブルや椅子もイギリスから輸入したアンティーク品に統一している。1人で立ち寄るのもいいし、気の置けない仲間と楽しむのにも合うアットホームな空間だ。
ここではビターとポーターの定番2種に加え、季節やイベントに合わせた特製ビールを醸造。フルーツやスパイスを使った季節限定ものは実にバリエーション豊かで、過去には浅草の三社祭をイメージしたビールも造ったのだとか。浅草の街に不思議と調和したこの店で“小旅行気分”を味わってはいかがだろう?
店 舗 名 | カンピオンエール ブリティッシュパブ&ブリュワリー |
所 在 地 | 東京都台東区西浅草2-2-2 |
電話番号 | 03-6231-6554 |
営業時間 | 17:00~23:30(土・日・祝12:00~) |
休 業 日 | 月曜 |