2018-08-09
“クラフトビール界の風雲児”の異名をとるブリュードッグ。2007年にスコットランドで20代の若者によって始められたマイクロブルワリーは、今や世界45カ国に製品を輸出する同地域最大のブルワリーに成長した。その軌跡と、個性あふれるスタイルをご紹介しよう。
パブ文化が根付くスコットランドはビールに対して保守的だが、ブリュードッグは土地柄に囚われぬ革新的なブルワリーだ。創業者のジェームズ・ワットはアメリカのクラフトビールに触発され、「飲みたいビールがないなら自分たちで造ってしまえ」と、2007年に北東部の小さな港町で醸造所をスタートさせた。
クラフトビールブームを追い風に、世界中にブリュードッグの名を知らしめた"パンク IPA"は、採算を度外視して大量のホップを贅沢に使い、そのアロマをあますことなく引き出した看板銘柄だ。NZ産ホップが持つビターグレープフルーツのような香りと苦味を生かした強烈なキャラクターは爆発的にヒットし、11年には2軒目の醸造所を新設。以来、季節限定の銘柄を含んだ多彩なビールが造られるようになり、現在は世界45カ国に輸出されている。ビールの原料は、モルトはすべてスコットランド産で、ホップは銘柄によってさまざまな品種を使い分けるのがブリュードッグのスタイル。16年に発売された人気の黒ビール"ジェット ブラック ハート ナイトロ"には、アメリカンホップが使用されている。
アジア初のオフィシャルバー、ブリュードッグ 六本木には、本国から低温コンテナで輸送されるドラフトビールが常時10種以上。パンクロックのような反骨精神とこだわりがたっぷり詰まったさまざまなビールを、心ゆくまで楽しみたい。
店 舗 名 | ブリュードッグ 六本木 |
所 在 地 | 東京都港区六本木5-3-2 齋藤ビル1F |
電話番号 | 03-6447-4160 |
営業時間 | 7:00~24:00(土・日・祝15:00~) |
休 業 日 | 不定休 |